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なかなか奇妙な物語~おっさん編~

唐突ですが、私は昔から変なことに巻き込まれやすいというか、漫画のようなことが起こりやすいタイプなんです。

その色々なことのいくつかを紹介したいと思います。

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幼少期、両親とスーパーに車で買い物に行きました。

まぁ、子供だったんで買い物には着いていかないで、車の中で絵本を読んでいたことを覚えています。

すると、『コンコン』っと車の窓が叩かれたのです。

何かな?と思った私は窓の外を見ると、薄汚いおじさんがこちらを覗き込んでいました。

びくっ!と震えながら「な、なんですか?」と尋ねた自分はなかなかの勇者だったと思います。

すると、おじさんは一瞬躊躇うと、こう言いました。

「……カブトムシが欲しいならこっちに来な」

理解不能。

訳がわかりません。何がどうなってカブトムシ。むしろ、何がカブトムシなのか。

私は混乱しながら、

「……いらないんですけど…」

的確な返事だったと思います。

おじさんは肩を落として

「…そうか」

と呟き居なくなりました。

今思うにあのおじさんは誘拐しようとしていたのだと思います。

まぁむしろ、誘拐以外の目的があったとしたらそれはそれで恐怖を感じますけども…

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そして、小学校に入学してカラスに頭の上に糞を落とされるなど順調にイベントをこなしながら私は成長していきました。

そして、中学校2年生の時のことです。

私はサッカー部に所属してキャプテンなんてものもやっていたんですが、日課としてランニングをしていました。

そんな、ランニングをしていたある日のことです。

うだるような暑さでアスファルトに陽炎ができるような夏の日でした。

私はトレーニングウェアを着て5キロほどのオリジナルコースを走っていました。

いつも通りの道。そう、いつも通りの道だったんですが

(あのおっさんなんだ?)

はい!またおっさんです。2キロほど走ったあたりから自転車に乗ったおっさんが、着いてくるのです。怪しい、そう!怪しすぎるおっさんですが別に何をするわけでもありません。

自分から声をかけるのも負けのような気がして私は無視して走り続けました。

そして、日課の分を走り終えた私は息を整えるため休憩をしていたのです。

すると、

「おい!きみ!」

未知のおっさんとのファーストコンタクトです。

E○の方がまだ可愛げがあります。

おっさんの、呼び声に

「はい?なんでしょうか?」

私は丁寧に応えます。えぇ、やばい人には敬語を使え。が私のモットーですから。

おっさんはスタスタと私に近づきます。

私は少し身構えて拳を握っていました。

そして、

「チャンピオンになってみないか?」

はい!訳分からん!

呆然とする私を尻目におっさんは自分がボクシングのジムを開いてることを伝えました。

その間わたしは、「はぁ」「そうですか」「へぇ」の三つしか話していません。

おっさんは満足したように私の元を去っていきました。

…えぇ、そうです。どこの誰でなんというジムなのかを告げることなく去っていきました。

その後おっさんには2度と会いませんでした。

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高校受験を控えたある日のことです。

寒さが厳しく風が強い中を私は塾へと歩いていました。

時折吹く風が服をばたつかせて、私をイライラさせていたことを覚えています。

ふと、視線を上げると向かい側から会社員のおっさんが歩いてきました。

私は何となく彼の見た目に違和感を感じました。

そう!おっさんはカツラだったのです!それが、接着が微妙なのか、時折動くという怪現象付きのカツラです。

その時点で私は笑いそうになりましたが、ここはぐっと我慢。

私の未来の頭皮が生きてるかどうか分からないうちに笑うわけにはいきません。

おっさんと私のキョリはだんだんと縮まります。

かっぱかっぱ、と動くカツラもより鮮明に見えます。

そして、次の瞬間。

なんということでしょう!ビル風なのか突風がおっさんを襲いました!そして、そのまま

「ぶふぉ!」

カツラは空を飛びました。

頭皮という牢獄から逃れたカツラはどこまでも飛んでいきます。嘘です。地面を転がりながら何処かへと飛んでいきます。

おっさん唖然。私爆笑。

地面を舐めるように飛んでいくカツラは止まりません。おっさんはハッと気づいたのか。一瞬、私を睨むとカツラを追って走っていきました。

カツラを追うおっさんの姿はどことなく憐れみを誘う悲しい光景を朝の住宅街に作り上げました。

他にもいくつか出来事はあるのですがいつまでも終わらなさそうなのでここでやめておきます。

どうも、ご清聴ありがとうございました。アイキララのレビューサイトはコチラです